常夏のシンガポールでは冷たいデザートが食べたくなります。
私はとてもゼリーが好きなんです。日本ではよくコンビニやスーパーで買っていました。
シンガポールでも日本製のフルーツゼリーが買えますが、ドンキや伊勢丹などで1個3〜4ドル。お高いです。
そして、私がゼリーの中でも特に好きなのはコーヒーゼリーなんですが、これはなかなか我が家の近場で売ってるのをみかけません。
なので作った方が安い、早い!ということでコーヒーゼリーは我が家(といっても大人だけ)ではレギュラー手作りデザートです。
コーヒーゼリーのレシピはググれば山のように出てきますが、ここではシンガポールのローカルスーパーで買えるゼラチンを使って私が試行錯誤したレシピを紹介したいと思います。
フェアプライスやレドマなどで手軽に買える材料をご紹介
コーヒーゼリーを作る材料はゼラチンと砂糖、コーヒー、そしてクリームや牛乳などかけるもの、それだけです。
ゼラチン(BAKE KING)
まずはゼリーに必須のゼラチンです。私のオススメはおじさんマークのBAKE KINGのゼラチンです。
こちら、ハラルのゼラチンというわけで魚由来だそうです。
ローカルスーパーでよく見かけるゼリーの素は味付きのものが多いようですが、こちらはノンフレーバー。そして、どこのスーパーでも大抵置いてあります。
わたしがこれをオススメするのはなんといっても食感です。
日本でよく売ってるゼラチンの食感はちょっと硬いと思いませんか?私はそう思います。
なんと言えばいいか、、、「ぷるるん♪」じゃなくて「ぶるるん!」という感じ。
語彙力が低くてすみません。伝わると嬉しいです。
なので、日本ではアガーをゼラチンの代わりに使うと「ぷるるん♪」の食感に近い感じになります。
さて、シンガポールでも現地スーパーでアガーを探してみたけどわかりません。アガーアガーというのがありますが、それは寒天らしい。寒天だと「ぶるるん!」じゃなくて「ざくざく〜」って感じでさらに硬いイメージなんですよね。
日系スーパーに行けばアガーも売ってるかもしれませんが、今回の目標は、安く、手軽に買えるもので作る!なので、ゼラチンをいくつか試し、配合も何度か試した結果、「ぷるるん♪」、いや、「ぷるるん、とり〜り♪」な食感になったのがこのゼラチンでした。
お値段なんと60g入りで2.55ドル(記事作成時現在)
安い。近場で買える。食感も良い。
しかし、このゼラチンにも一つ欠点があります。
それは冷やし固めたゼリーを常温にすると溶けることです。
なので、よく冷やしてお召し上がりください。
砂糖
次は砂糖についてです。
コーヒーゼリーに使う砂糖は正直なんでもいいです。家にある砂糖で。
でも私がよくお菓子作りに使うのはこのグラニュー糖です。フェアプラでよく見かけるブランドですよね。
細かいのでコーヒーに溶かす時にもよく溶けます。
生クリームや牛乳などコーヒーゼリーにかけるもの
コーヒーゼリーには何がかかっているのがお好みですか?
私はフレッシュ(クリーム)かソフトクリームが好きです。
コーヒーゼリーにソフトクリームがのっかてるやつといえば、アレですよね。
おわかりですか?
庶民の味方(失礼な言い方ですみません)、ベローチェのコーヒーゼリーです。
320円でソフトクリームまで乗せてくれるアレです!大好物なんです!
知らない方はこちらで確認してくださいね。
https://chatnoir-company.com/veloce/products/sweets.html
コーヒーゼリーの甘さにソフトクリームの甘さというのは丁度いいんですよね。
アイスクリームだと甘すぎて、コーヒーゼリーと一体感がでませんが、ソフトクリームだとなぜかコーヒーゼリーとの調和が取れます。(個人の感想です)
でも、家でソフトクリームは無理なので私はフレッシュクリームをかけています。
いつも使っているのは上の写真の「Elle and Vire」の12%ライトクリームです。30%を超える濃厚なタイプではなく、ライトなタイプです。
今回のレシピではコーヒーに砂糖の甘みがしっかり付いているので、クリームに砂糖を入れずにそのままかけるだけで、甘みが丁度いいと思います。かけるだけなのでお手軽です。
ライトなタイプだと、こってりしすぎず、ゼリーのとろりん具合に上手に絡んで舌触りがいいんです。
でもそれは好みがあるので、甘い方が好きな人は濃厚生クリームに砂糖を入れて、軽くホイップしたものを乗せたり、あっさりが好みの人は牛乳をかけてもいいし、ゼリーを砕いてカフェオレに入れたりしてもいいです。そこはお好みでお試しください。
「Elle and Vire」は置いていないスーパーもありますが、ライトタイプのクリームはほかのブランドでも発売されているのでお近くのスーパーで見つかると思います。
コーヒーについて
コーヒーはお好きなものをお使いください。私はシンガポールでいろいろ試したのですが、日本で住んでいたときにお気に入りだったコーヒー屋さんのものを超えるものが見つからず、日本に帰るたびに大量に豆を買ってかえり冷凍して、それを使っています。
以前、飲んでイマイチだったコーヒーがあったのですが、ゼリーにしたら砂糖の甘みやかけるクリームでおいしく食べられるかなと思ってゼリーにしてみたのですが、ゼリーにしてもイマイチでした・・・。なので、飲んでも美味しいお好きなコーヒーをお使いください。
豆でもインスタントでもどちらでも大丈夫です。
材料と作り方
前置きが長くなってしまったのですがコーヒーゼリーのレシピです。
とろりんとしていますので、型抜きはできません。スプーンですくって食べるタイプです。
材料
- BAKE KINGのゼラチン 7g
- 水 大さじ2
- コーヒー豆 30g
- 砂糖 45g
- お好きなクリームや牛乳
※インスタントコーヒーを使う場合は、溶かしたコーヒー300ccを用意してください。
私は深煎りの豆を使っています。浅煎りの場合は豆を多めにして濃いコーヒーにすると香りが引き立つかもしれません。調整してくださいね。
作り方
- ゼラチンに水を入れて混ぜ、ふやかしておく。(すぐふやけます。)
- コーヒー豆にお湯をそそぎ、コーヒーサーバーのメモリ300mlのとこまで淹れる。
- 砂糖とゼラチンを入れてよく混ぜて溶かす。
- 型に入れて粗熱が取れたら2~3時間冷やし固める。
固まったら、お好きなクリームをかけていただきます!
大きなバッドに入れて固めて取り分けて食べてもいいですね。
まとめ
よくあるゼラチンのレシピだと300mlの液体に5gのゼラチンというのを見ますが、BAKE KINGのゼラチンは固まりづらかったです。いろいろ試した結果、300mlの液体に7gがちょうどよく感じました。
もう少し固めが好きな人はゼラチンの量を増やしてみてください。
7gより少ないと緩すぎるので、これ以上ゼラチンの量を減らすのはオススメしません。
もちろんコーヒーゼリーだけじゃなくてフルーツゼリーもつくれます。
私がこのレシピを応用して作っているフルーツゼリーはこちらです。簡単に缶詰から作っています。
- 缶詰をざるにあけ、シロップと果実を分ける。ゼラチン7gを水大さじ2に混ぜてふやかす。
- シロップに水を足して300mlにする。
- 2をレンジ600wで1分。そこから10秒ずつ様子をみながら沸騰する直前の熱々にする。
- 水でふやかしたゼラチン7gを加えてよくまぜて溶かす。
- 少し粗熱が取れたら果実を戻し、型に入れて冷蔵庫で冷やし固める。
ぜひお試しください!